ステラショット2での極軸補正の方法(備忘録)  2021/1/19 修正

ポラリスが見えいないベランダで極軸補正を行う


1.赤道儀を取り付けたピラー脚又は三脚の方向を確認する

   撮影したい場所にほぼ北に合わせてしっかりと設置し水準器で確認す

  新しい場所で撮影する場合はスマホアプリで仮位置設定
     アプリ[PS Align Pro]を立ち上げ、極軸補正用画面を出して赤道儀に取り付ける
      (1)赤道儀全体を北に合わせる
      (2)赤道儀の水準器で三脚の水平をとる(足の長さの調整)

2.天体望遠鏡、カメラ、ケーブル、ギアボックス、電源等を準備し接続する

   ・ギアボックス(RaspberryPi)の電源は入れない

3.ギアボックス以外の電源を入れて初期設定をする(ケンコートキナーSE2-j)

   (1)ハンドコントローラで月日、時間を登録する

   (2)同、現在位置(東経と北緯)を確認・設定する

      操作ミスで東経が西経になったまま実行すると悲惨な目に合う

4.天体望遠鏡のアライメントピントを合わせる

   ・赤道儀のOne Start Alignmentにて明るい星に天体望遠鏡を向ける。
     One Start Alignmentを実施する
     カメラの画面を拡大してできるだけ中央にセットする。

   ・天体望遠鏡にバーティノフ・マスクを取り付ける
    カメラの画面を拡大しピントを合わせる
    バーティノフ・マスクを外す

5.ギアボックスの電源を入れる

6.PCにてステラショット2を立ち上げる

   ・WIFIの接続
   ・赤道儀、カメラ、オートガイダーを接続し、ライブビュー確認しておく

7.ステラショット2の星図にて、天体望遠鏡の位置を設定する

   ・天体望遠鏡(赤道儀)を天頂近辺の少し西側に移動する

   カメラ又はオートガイダーで撮影星が見えるか確認みる

     カメラの場合はステラショット2のカメラ設定で、8秒/iso51200等にして1枚撮影する

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8.ステラショット2の設定で極軸補正のダイヤログを開く

9.極軸補正のダイヤログで「開始」ボタンを押す

   (1)勝手にカメラで撮影しながら赤道儀が天頂から下側に動きながら撮影を繰り返し
      2,3分(?)で終了する

   (2)計測結果グラフが現れたら、その指示に従って、適当に赤道儀の極軸調整ネジを
      回して調整する


       例:東から西方面に矢印=>赤道儀のノブで少しだけ(?)西側に向ける

   (3)PC画面の極軸補正画面で「導入」で天体望遠鏡(赤道儀)を極軸補正のスタート位置に移動する

   (4)再度、極軸補正を行う(No9~再度行う)

10.何度か行い、計測結果グラフの極軸のづれが無くなったら(小さくなったら)、極軸補正は終了

11.極軸補正の確認は、明るい星に位置を設定・導入してカメラ画面で確認する

以上